冷え性は体質と割り切ってあきらめていてはいけないと思う
のです。なぜなら、冷え性の女性のほとんどに鉄欠乏が疑わ
れるからです。

鉄欠乏になると貧血予備軍になりますが、ヘモグロビンのな
かに鉄分が足りなりなくなると、赤血球の健康な血液が送ら
れなくなります。鉄分は体の各部に酸素を運ぶ役割をしてい
るので、血行不良になり体温が下がります。人間の体は酸素
を燃やすことで、体温を維持していると考えてください。

血行不良=冷え性、ですね。原因は鉄欠乏だったと。血行不
良になって血のめぐりが悪くなった状態を放置しておくと、
子宮筋腫や子宮内膜症を発症する場合が増えてきています。

成人女性の4人に1人は、いわゆる「筋腫持ち」。また、月経
のある女性のおよそ10人に1人が子宮内膜症に罹っており、1
0代や20代にさえ急激に増えています。

子宮筋腫や子宮内膜症は骨盤内の血液のめぐりが悪くなり、
血流が滞留することが原因の大きな部分です。どちらも「冷
え」が悪影響を及ぼして発生する病気であることはまちがい
ありません。

貧血も冷え性も、それから低体温も、鉄分の積極的な補給で
改善されていくことがはっきりしています。特に鉄欠乏性貧
血と診断されなくても、毎日継続的に鉄分を摂るにはお茶を
飲むという方法もあります。




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